「逮捕しちゃうぞ」に出てくる美人婦人警官といえば主人公の「辻本夏実」と「小早川美幸」を浅野総一郎は思い浮かべます。女性警察官コンビとして配属された部門の任務に当たっていますが、浅野総一郎的には警察官の象徴である「コスチューム」がとても気になります。
女性警察官がかぶる制帽は丸いフォルムをしており「逮捕しちゃうぞ」ではあまりお目にかかれないコスチュームです。そこで、今回は警察官がかぶる制帽について浅野総一郎がまとめてみました。
警察官がかぶる制帽は制服の一部
制帽とは、帽子の定義の一つで警察官や消防士、駅員、船員、航空機パイロットなど一定の集団組織の所属者がかぶる帽子です。厳密には制服の一部として作られたものですが、特に決まった形はありません。
同じ警察官でも用途に応じて色々な形の制帽があり、男性と女性でデザインや仕様が異なる場合が多いです。日本では一般的に軍人や警察官などが被る制帽を官帽、男子学生が被る制帽を学生帽と呼び名を分けていますが、どちらの帽子も定義としては制帽になります。
制帽の意義とは
警察官がかぶる制帽は、制服と同じように組織の内部の人達の職能や所属などを明確にすることを意味しています。同じ制帽をかぶる人同士の連帯感を強化し、自尊心や忠誠心を高める効果が期待できます。場合によっては、格好のよい制帽は人に憧れを抱かせ「制帽をかぶってみたい」「この職種で働きたい」という願望を持たせるために利用されることもあるようです。
もちろん制帽には職務に合った機能性が求められますが、警察官の場合はそれほど特化した作りにはなっていません。単一のものを揃えるという意図で着用されるケースが多いでしょう。
制服(制帽)を着用した警察官は事件捜査しない?
「逮捕しちゃうぞ」を見たところ、殺人事件などの事件捜査は私服刑事が担当していることがほとんどで、制帽をかぶっている警察官は基本的に交通警察隊や巡査などのイメージが強いです。制服を着ている警察官が事件現場に立ち入ったとしても、見張り役を行っている人が多いでしょう。
警察は事件捜査や犯人逮捕などの任務は私服捜査員が行う決まりがあります。これは、事件を捜査する上で犯人側に警察官だと知られないようにするための対策とも言えます。これに対して制服を着ている警察官は仕事をする上で国民の皆さんから一目で警察官だとわかってもらうために制服を着ています。何か不都合があった時すぐに警察官だと認識できるよう全国共通の制服・制帽を着用しているのです。
まとめ
今回は浅野総一郎が、警察官がかぶる制帽について追及してきました。人を守らなくてはならない警察官の役目は、制服に袖を通した時や制帽をかぶった瞬間から始まっていると言えるでしょう。